2015年7月号特集・ニュース of 上町台地の地域情報紙『うえまち』

上町台地の夏を彩る

生國魂祭01.jpg大阪城内を練り歩く生國魂神社の渡御列(御鳳輦)
1507七夕の夕べ.jpg七夕のゆうべの笹トンネル

 今年も七夕と夏祭りの季節がめぐってきました。上町台地でもお寺や神社、商店街などあちこちで七夕飾りや祭りのにぎわいを見ることができます。七夕イベントと夏祭り(こちらに掲載)の予定をまとめました。続きはこちら

7月5日(日)~7日(火)
四天王寺で「七夕のゆうべ」

 四天王寺で7月5日(日)~7日(火)、「七夕のゆうべin四天王寺」が開催されます。地元住民がまちの活性化を願って始めたもので、今年で8回目。
 期間中は地下鉄四天王寺前夕陽丘駅からJR天王寺駅に至る参道に笹飾りが出現。境内では「天の川」を思わせるようなLEDの笹トンネルが七夕を演出します。会場では特製の短冊に願い事を書いて笹トンネルの笹に飾りつけることができます。(1枚100円)。
こうはら出店.jpg 5日(日)は午後7時30分から、東重門前で毎年人気の星空観望会が開かれます。数十台の天体望遠鏡で織姫、彦星、土星の3天体を観察します。雨天中止。
 仁王門ステージでは午後4時30分から地元の幼・小・中学校や地域サークルなどが出演する「ふれあいコンサート」もあります。
 最終日には笹トンネルに結びつけた短冊のお焚き上げを仁王門前で行います。
 期間中、多数の出店が並ぶ七夕縁日もあり、四天王寺界隈はにぎわいます。
 ▽七夕のゆうべin四天王寺実行委員会=電話06・6775・1400

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第30回うえまちコンサート
市立美術館で「四季」

1507市美コンサート.jpgNPO法人まち・すまいづくり主催の「第30回うえまちコンサート」が大阪市立美術館玄関ホールで開催されます。8月2日(日)午後1時30分開場、2時開演。
 テレマン室内オーケストラ・コンサートミストレスの浅井咲乃さんが、今年もヴィヴァルディの「四季」全曲などを演奏します。
 シャンデリアが彩る荘厳なホールで「四季」を演奏するのは今年で4回目。毎年進化する浅井さんの演奏を楽しみに来る方も多くいらっしゃいます。
 文化観光大使「728(なにわ)大使」として地域の文化振興にも力を入れている浅井さんの演奏をぜひご堪能ください。
 入場料3000円(自由席)。小学生以上が対象。定員250人。詳しい情報はホームページでご確認ください。「まち・すまいづくり」で検索。
 ▽予約・問い合わせ=NPO法人まち・すまいづくり、電話06・6779・7222、Eメール uemachi@machi-sumai.com、ホームページの「申込フォーム」から申し込めます。

大槻能楽堂 公募写真展
能の史跡…月のある風景

8月21日(金)まで募集

 大槻能楽堂は、公募写真展「能の史跡…月のある風景」(審査委員長・大槻文藏)を開催。月と人・月と能について思いをめぐらせるような素敵な作品を募集します。募集期間は7月21日(火)~8月21日(金)必着。
 数ある「月」にちなんだ演目の中から狂言と能を一番ずつ上演する「十五夜能」(9月5日公演)にちなんだ企画。受賞作品は当日、ロビーに展示するほか、あべのハルカス「うえまちギャラリー」でも展示予定。
 大槻 公募.jpg安珍・清姫伝説の舞台となった「道成寺」、能を愛した太閤が築いた「大阪城」、義経が静御前と最後に別れた「吉野山」、弱法師と呼ばれる盲目の青年が父と再会した「四天王寺」――。各地に点在する、能の物語の舞台となった場所や史跡、能を愛した人物ゆかりの 地を題材にしたとっておきの一枚をお寄せください。
 応募資格はプロ・アマ問いません。応募は1人5点まで。金賞受賞者には、「十五夜能」の撮影許可を付与。
 ▽問い合わせ=大槻能楽堂事務局、〒540‐0005大阪市中央区上町A‐7、電話06・6761・8055

愛染堂
大阪市無形民族文化財に指定

 「愛染さん」で親しまれる愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)の「愛染まつり」は今年3月、大阪市の無形民俗文化財に指定された。
 毎年6月30日から7月2日にかけて行われる同祭は、本尊である愛染明王の縁日に行われる法会。無事に猛暑が過ごせるようにと祈る「夏越しの祓(なごしのはらえ)」を兼ねており、祭り初日には四天王寺の僧侶が集まって多宝塔で大法要が営まれる。
 近松門左衛門の浄瑠璃「冥途の飛脚」や「心中刃は氷の朔日(ついたち)」などの作品にも愛染まつりの情景が描かれており、江戸時代前期から継続して行われてきた行事と考えられる。
 市教委によると、「宝恵駕籠(ほえかご)」行列はかつて、大阪市中の新地の芸妓衆が駕籠を仕立てて行列し、参拝した風習。文献史料的には十日戎よりも早くから行われていたという。近年の宝恵かごパレードは、そんな当時の情景を表現している。

上町台地の夏祭り

 子どもみこしに勇壮な枕太鼓、境内には夜店が並び、にぎやかなお囃子が響き渡る。子どもも大人も心が浮き立つ夏祭りの季節がやってきました。
 由緒ある寺社が多い上町台地には、伝統的な祭りがたくさん受け継がれています。
 「今年はどの祭りに出かけてみようかな」。
 彩り豊かな上町台地の夏祭りをまとめてみました。週末に開催される祭りが多いので、七夕と合わせて家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。

夏祭り3'.jpg

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KANSAIウオーク2015 7月4日(土)
「大坂夏の陣」激戦の跡地を巡る

大阪城天守閣 南西より.jpg 関西の名所を楽しみながら歩く「KANSAIウオーク2015」。第1回の7月4日(土)は、400年前の「大坂夏の陣」激戦の跡地を巡ります。雨天決行。
 大阪城天守閣前広場を出発し、三光神社、真田山公園、茶臼山などを回るコースはスペシャルコース(約17㎞・受付午前9時)、ファミリーコース(約10㎞・同10時)の2コース。大阪城公園を満喫するショートコース(約3・3㎞・同11時)もあります。当日は、特別ゲストとして  元OSK日本歌劇団のトップスター・桜花昇ぼるさんが登場します。
 参加費は、事前申し込みで大人500円、当日申し込みで800円。小学生以下は無料。いずれも当日払い。事前申し込み者には案内状を発送。参加者は、昼食、水筒、雨具、帽子、健康保険証(写)、参加費、案内状(事前申し込みをした人)を持参すること。
 ▽問い合わせ=KANSAIウオーク大会事務局、電話06・4707・0333

大阪市立社会福祉センター 7月25日(土)ほか
直観力を仕事・生活に活用

1507グレース青野さん.jpg スタジオグレースでは、悩みや問題を自ら解決する・心のダメージを癒す方法を伝えるセミナーを開催しています。
7月25日(土)は、大阪市立社会福祉センターで「直観力(感じる力)開発セミナー~直観力を日々の仕事・生活に生かす~」を開催。時間は午後5時~7時。参加費は2000円。
   〈〈〈7月開催セミナー〉〉〉……………………
9日(木)「心が かる~くなるセミナー~心のダメージを癒す方法~」。午後7時から。参加費2000円。
16日(木)「悩みを根本から解決する方法の体験(グループワーク)」。午後7時から。参加費4000円(初めての人は2000円)。
※両日とも会場はスタジオグレース(中央区石町1‐1‐1千代田ビル2号館8階、天満橋駅徒歩1分、Eメール studio-grace@hotmail.co.jp)。

問い合わせ=スタジオグレース(TELまたはメール) 
電話06・6943・0661

近鉄アート館
あべの歌舞伎『晴の会』

注目の若手3人が新作歌舞伎に挑戦

1507あべの歌舞伎3人.jpg 若手の上方歌舞伎俳優たちによる「あべの歌舞伎『晴(そら)の会』」が7月31(金)~8月2日(日)、近鉄アート館で開催される。チケット発売中。
 出演は片岡松十郎、片岡千壽、片岡千次郎の3人。いずれも97年から6年間開塾した松竹・上方歌舞伎塾の1期生だ。次代の上方歌舞伎の担い手として期待を集める3人が、「上方歌舞伎を盛り上げたい」と今回の上演が実現した。
 1部で歌舞伎舞踊、2部では上方落語「宿屋仇(やどやがたき)」を題材にした新作歌舞伎「浮世咄一夜の仇討(うきよばなしひとよのあだうち)」を上演する。
 記者会見で松十郎さんは「同期3人で熱い舞台に」、千壽さんは「上方歌舞伎役者として大阪の地で会を開けて幸せ」、千次郎さんは「若手の公演がこんなに早く実現できてうれしい」と話し、公演の成功と飛躍を誓った。作品について、振付の山村友五郎さんは「夏休みなので、家族連れでも楽しめる分かりやすい内容にした」と語った。
 7月31日は午後4時、8月1・2日は午前11時と午後4時の2回。観劇料は一般5500円(前売り5000円)、高校生以下1000円(要学生証)。3歳以下は入場不可。
 ▽近鉄アート館(あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43、電話06・6622・8802

あべのハルカス近鉄本店 スペース9
30分間の地域寄席「あべの演芸館」

 あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階にある劇場「スペース9」では毎月、地域寄席「あべの演芸館」を開催しています。阿倍野の町おこしを目的に集まった有志が企画。漫才、マジック、コント、漫談、モノマネなどを上演しています。
 7月の開催日は5日(日)、11日(土)、25日(土)、27日(月)。通常は60分1000円のところを30分500円で上演します。出演者は当日のお楽しみ。
 時間は午後1時30分からと2時30分からの2回。開演15分前から受付・開場を行います。
読者特典.jpg 買い物や仕事の合間にほんの少しの時間、笑える演芸に触れて疲れを吹き飛ばしてはいかがでしょうか。
 ▽スペース9(あべのハルカス近鉄本店9階)=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43、電話06・6622・8802


NPO法人 まち・すまいづくり
住まいと暮らしの無料相談会

7月11日(土)のテーマ
不動産資産の活用・相続 会場:大阪市立社会福祉センター
 NPО法人まち・すまいづくりは、毎月第2土曜日午前10時~正午、天王寺区東高津町の大阪市立社会福祉センターで、「住まいと暮らしの無料相談会」を開催しています。
 7月11日(土)のメーンテーマは「不動産資産の活用・相続」です。不動産資産の活用では「複数の活用法からベストを選びたい」「活用に関わる税金」など。相続では「遺言書の作り方を知りたい」「相続税改正に伴う税金対策のポイントは」「兄弟間の遺産相続がまとまらない」などの相談に、弁護士や司法書士、税理士、一級建築士などの専門家チームが応じます。相談は無料です。
 今回のテーマ以外にも税金や金融資産などのお金に関することや、介護やリフォームなど住まいと暮らしに関する様々な相談を受け付けています。
 ※予約不要。事前予約可。06・6779・7222

高津学園 知恩寮 7月15日(水)
障がい者相談会

本人とその家族の悩みを解決へ

障がい者相談会.jpg 7月15日(水)受付時間午後1~2時、高津学園知恩寮(天王寺区城南寺町1‐10、高津中学校南隣)で、障がいのある人やその家族を対象にした相談会が開かれます。
 天王寺区地域自立支援協議会のメンバー(障がい者支援事業所の職員・区役所職員)が個別に相談に応じます。

天王寺区保健福祉センター保健福祉課 電話06・6774・9857

7月29日(水)
戦後70年の映画会「一枚のハガキ」

1507一枚のハガキ.jpg  大阪市立中央会館(中央区島之内2‐12‐31)で7月29日(水)午後1時30分(午後1時開場)から、映画「一枚のハガキ」の上映会が行われます。定員250人。新藤兼人監督の戦時下の実体験をもとに制作された同作品は、戦争に翻弄されながらも気丈に生き抜く兵士や家族の姿が描かれています。戦争の悲惨さを体験者ならではの目線で描く渾身の一作。出演は豊川悦司、大竹しのぶほか。

申込不要 入場無料 当日先着順


中央区役所市民協働課(市民活動支援) 電話06・6267・9743

大阪市ボランティア・市民活動センター
10月に「まちライブラリー」誕生

「ときどき“図書館員”」を募集

まちライブラリー.jpg 10月24日、大阪市ボランティア・市民活動センターに「まちライブラリー@OCVAC」が誕生します。「ときどき〝図書館員”」としてボランティアで活動をサポートしてくれる人を募集します。本を通して人と交流したい人、新しいことにチャレンジしてみたい人は応募してみませんか。
 「まちライブラリー」とは、まちのカフェやオフィス、病院などの一角に本棚を置き、そこにメッセージ付きの本を持ち寄ることで蔵書を増やしていく小さな民間図書館。「本を介して人が出会い、交流する」ことを目指しており、大阪や東京を中心に全国で広がりを見せています。
 7月17日(金)午後7時から、大阪市立社会福祉センターでまちライブラリー提唱者の礒井純充さんが、「まちライブラリー」への想いや仕組みについて語ります。8月以降は、図書館員の皆さんとオープニングイベントに向けた企画などを進めていきます。
 15人を募集(先着順)。申し込み締め切りは7月15日(水)。申し込み方法等は同センターへ。 
 ▽大阪市ボランティア・市民活動センター=天王寺区東高津町12‐10、電話06・6765・4041

大阪市立中央図書館で連続講座
「大大阪時代の大阪」を知る 入場無料

 大阪市立中央図書館は7月から8月にかけて、大大阪時代の大阪をテーマにした連続講座「おおさか時間旅行」を開催します。会場は5階大会議室。
 20世紀に入って大阪の商業・工業が発展していく中、1925年、大阪市は周辺の町村との合併によって、人口・面積ともに東京を上回る日本一の大都市になりました。産業や文化が栄え、まちが活気にあふれた「大大阪」と呼ばれた当時の大阪にタイムスリップします。
 タイトルと講師は次の通り。
 ■第1回 7月11日(土)「天王寺動物園の設立と発展」牧慎一郎(天王寺動物園園長)
 ■第2回 7月18日(土)「昭和12年のモダン都市へのタイムトラベル」橋爪節也(大阪大学総合学術博物館長・教授)
 ■第3回 7月25日(土)「戦前大阪の鉄道とデパート」谷内正往(大阪商業大学准教授)
 ■第4回 8月2日(日)「時空を旅する大阪建築の魅力」倉方俊輔(大阪市立大学大学院工学研究科准教授)・柴崎友香(作家)
 いずれも午後2時から約2時間。定員300人。
 第4回のみ事前申し込みが必要。希望者は、往復はがきに参加者の名前(ふりがなも)、住所、電話番号を明記し、7月15日までに中央図書館「大阪連続講座」係に郵送する。図書館のホームページからも申し込みができます。
 ▽大阪市立中央図書館=〒550‐0014大阪市西区北堀江4‐3‐2、電話06・6539・3302

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天王寺区仏教生鮮会 7月30(木)~31日(金)
和歌山県・高野山で林間学校

1507お寺で林間2.jpg 天王寺区仏教青年会は、小学3年生~中学3年生を対象に高野山で開催する林間学校の参加者を募集しています。
 高野山は今から1200年前、弘法大師・空海により真言密教の修行の地として開かれました。宿泊先は日本三不動のひとつ赤不動明王を祭る「明王院」。
 一泊二日で、ハイキングやお寺の掃除、ゲーム大会、朝のお勤めなど様々な体験を予定しています。
 参加費8000円。締め切りは7月15日。 天王寺区仏教青年会のHPから申し込み可能。

http://tenbussei.web.fc2.com/ 電話080・5764・6981

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2016年2月号 1面

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『うえまち』について

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