豊臣・徳川両軍の戦没者を供養
大阪之陣四百年供養法会
大坂の陣フォーラムin一心寺 開催
供養法会の様子 10月1日、一心寺で「大坂之陣四百年供養法会」が営まれ、大坂の陣で戦死した豊臣・徳川両軍戦死者の供養と平和を祈願しました。
同寺は、大坂の陣で両軍がぶつかり合う激戦地となった茶臼山に隣接。合戦後、50年忌、100年忌といった節目ごとに大坂の陣の戦没者供養の法要が盛大に営まれてきました。
この日は、大阪市内の浄土宗僧侶らによる「百僧供養」に続いて本堂百萬遍知恩寺 服部法丸法主フォーラムの様子(写真提供・一心寺)で法要が行われ、徳川宗家第18代当主・徳川恒孝氏や、仙台真田家第13代当主・真田徹氏ら約200人が参列。浄土宗大本山百萬遍知恩寺法主による法要が執り行われたほか、高口恭典住職が「泰平を守護し給わん」と唱え、参詣者全員で泰平を祈りました。法要では、徳川・真田両当主が並んで焼香する姿も見られました。
午後からは、一心寺シアター倶楽で「大坂の陣400年プロジェクト」の一環としてフォーラムin一心フォーラムの様子(写真提供・一心寺)
寺」が開催されました。大阪城天守閣の北川央館長の講演や4代目旭堂南陵師の講談、一心寺長老・高口恭行氏、真田氏、安居神社・中島一熈宮司らによる「大坂の陣談議」が行われ、「冬の陣・夏の陣」にまつわる興味深いエピソードが語られました。
続いて、「大坂の陣400年プロジェクト」を盛り上げるために結成された「大阪城・歌劇武将隊」が登場。北川館長の監修協力でつくられた同隊は、元OSKトップスターの桜花昇ぼるさんを筆頭に、OSKと宝塚のOG5人で結成したグル―プ。真田幸村、後藤又兵衛ら人気の武将に扮(ふん)し、華麗な歌とダンスで会場を魅了しました。
大坂の陣400年に寄せて
大阪城天守閣 館長 北川 央
慶長19年(1614)10月1日、徳川家康は諸大名に大坂攻めを命じました。大坂冬の陣の始まりです。今年はこの大坂冬の陣から400年にあたり、来年は大坂夏の陣から400年を迎えます。
大坂の陣は、大阪の歴史上、最も大きな事件であり、日本の歴史が豊臣から徳川へと移る決定的な節目となりました。全国の大名や武将たちが参戦し、日本の全ての地域が関わる大事件でしたから、全国各地の関心も高く、大阪が大きく注目される絶好の機会になっています。
大坂の陣に関する史跡は、大阪城はもとより、上町台地上の一心寺・茶臼山・安居神社周辺、また玉造稲荷神社・三光神社周辺、さらに大阪市内、府域の広い範囲に及んでいます。大坂の陣400年の機会に、たくさんの方々に大阪にお越しいただきたいと思いますが、 その際には大阪城だけでなく、そうした市内・府域の史跡にもぜひ足を運んでいただきたいと思っています。そうすると大坂の陣だけでなく、色々な時代の史跡や遺跡、数々の文化財に出会っていただけるはずです。大坂の陣400年を、大阪城、大坂の陣だけでなく、長くて豊かな大阪の歴史、素晴らしい文化財の魅力を伝える機会にしたいと思います。
また大坂の陣は、上方講談の『難波戦記』『真田三代記』、人形浄瑠璃や歌舞伎の『近江源氏先陣館』『鎌倉三代記』など、大阪が育んだ伝統芸能の中で様々に語られ、演じられてきました。大坂の陣400年の機会に、そうした大阪の伝統芸能・伝統文化の魅力も広く発信したいと思っています。
それとともに、新たな歴史小説や舞台作品の創出なども大いに期待するところですが、いずれにせよ、この大坂の陣400年を一過性のから騒ぎに終わらせず、これを機に何かを遺し、次につなげていくことが重要だと考えています。
いざ出陣!
「大坂の陣400年 天下一祭」開幕
2014、15年が大坂の陣(冬の陣・夏の陣)から400年にあたるのを記念し、イベント「大坂の陣400年天下一祭 冬の陣」が10月1日、大阪城公園で開幕しました。今後2年間にわたり、大阪城公園を中心に府内各所で様々なイベントが行われます。
午前11時から行われた出陣式には、松井一郎・大阪府知事、橋本徹・大阪市長らが出席。イベントの特命応援隊として歌手の和田アキ子さんと歌舞伎役者の片岡愛之助さんも甲冑姿で登場し、ホラ貝の音を合図にテープカットが行われました。
松井知事は「400年前の大坂の陣で大坂は苦い思いをした。今も東京一極集中という言葉を聞くが、大阪と二極になって初めて日本の力を伸ばしていける。天下一祭を機に大阪を盛り上げたい」とあいさつ。橋本市長は「大坂城が落城してから民の力、商の力が育っていった。民都大阪、商都大阪が日本の一翼を担えるよう頑張りたい」。橋爪紳也・実行委員長は「本当の意味での天下分け目の戦いは大坂の陣のこと。この戦があったからこそ、大坂には平穏な時代が訪れた。イベントを通じて大阪城の素晴らしさを国内外に発信していく」と抱負を語りました。
大阪城公園内の極楽橋前には、新たに「侍ミュージアム・武将ホール」が完成。最新の映像技術を使って400年前の合戦の様子を映像体験できるほか、ダイナミックな大阪城空撮映像を見ることができます。西の丸庭園に設置された直径36mの「西の丸ドーム」では、ジャズコンサートやライブを予定しています。
四天王寺
万灯院衣替え
和宗総本山四天王寺で10月10日、万灯院衣替えの法要が営まれました。
万灯院には、難病に苦しみながら紙の衣を着て修行したといわれる「羅漢(紙衣仏)」が祭られています。法要は紙衣仏に1年間着せていた紙衣を新しいものに着せ替えるというもの。
羅漢は、「病苦に悩むものが自分を念じたならば、必ずその病気を治してやろう」と誓いを立てたと伝えられ、病気回復のご利益があるといわれています。
この日は多くの参拝客が訪れ、紙衣仏が着けていた衣を背に当ててもらう加護を受け、無病息災・病気平癒などを祈願しました。
オリジナルトランプ完成
「四天王寺厳選五十四図」
四天王寺でこのほど、オリジナルトランプ「四天王寺厳選五十四図」が完成。同寺の主要な建物や伝統行事、文化財などが美しい写真と説明文付きで紹介されており、同寺の歴史と魅力を知ることができます。価格は900円。楽舎と和労堂で販売中。
絵柄は、210件の候補から同寺の僧侶と職員が投票で54件を選びました。五重塔や西大門などの建物のほか、「聖霊会(しょうりょうえ)」や「どやどや」といった行事も見ることができます。
あべの王子みのり市
秋祭り 境内に露店ずらり
阿倍王子神社の秋祭り「あべの王子みのり市」が10月11・12日の両日開催され、多くの家族連れらでにぎわいました。「心地よい暮らしと、懐かしく新しいライフスタイルの提案」をコンセプトに、同神社の秋季例大祭の行事の一環として2011年から開催。今年で4回目を迎えました。
境内には、有機野菜や天然酵母パンなどの自然食品のほか、手作り雑貨や古道具の店など両日合わせて約60店が出店し、楽器のライブ演奏も開催。
秋季大祭奉納として、11日は「子供紙相撲大会」、12日は秋の実り(有機野菜・新米)奉納神事がありました。神の使いといわれる「ヤタガラス」に扮(ふん)した子どもたちが、来場者から願い事を集めて奉納する神事も行われました。
上町台地歴史講座遠征企画 参加者N氏寄稿
備中高梁に松山城と吹屋の町並みを訪ねて
NPО法人まち・すまいづくりの「上町台地歴史講座」は9月6~7日、「ベンガラの町 吹屋と備中高梁をめぐる歴史の旅」を大阪歴史博物館の学芸員・大澤研一氏、李陽浩氏を講師に迎え実施しました。
初日は、天守閣が現存する唯一の山城である「備中松山城」と日本を代表する庭園の一つ「頼久寺庭園」や武家屋敷などを見学。2日目は、ベンガラ格子の町として有名な吹屋の町並み(国指定重要伝統的建造物保存地区)を巡り、銅とベンガラで巨万の富を築いた豪商の邸宅「広兼邸」や旧坑道などを見学しました。参加者の感想とともに報告します。
〝天空の城”松山城に感慨
「備中高梁」といえば、一度は訪れたいと思っていた所。両親が島根県出身で、夏休みともなると小学生の頃から伯備線を通って、安来、松江へよく行きました。列車が倉敷を出て、総社を過ぎる辺りまでは備中の肥沃(ひよく)な田園風景が続くのですが、備中高梁辺りから両側から山が迫り、いよいよ中国山地へ分け入っていくんだな、ということを子ども心に思ったものでした。その後、歴史、とりわけ戦国時代に関心を持つようになり、あの備中高梁には天然の要害である「松山城」があるということを知り、思いを強くしていました。
旅行当日は天候に恵まれ、順調に旅が始まりました。まず、お目当ての〝天空の城”備中松山城への登城です。この城は、できるだけ現地の山にある石や木材を利用して石垣や天守閣が築かれたそうです。戦国時代には毛利氏や宇喜多氏の争乱の舞台となった城であることなどを、同行した大阪歴史博物館の大澤先生や李先生が説明してくださり感慨深いものがありました。
その後、城下町の武家屋敷や頼久寺などを訪れ、一路、ベンガラの里・吹屋へ。夕食後はライトアップされた旧吹屋小学校の幻想的な姿を楽しみました。翌日は、ベンガラで栄えた吹屋の町歩き。旧片山家住宅、広兼邸などの旧家を訪問したり、ベンガラの製造工程などを学んだりしました。その後、道の駅で買い物を楽しみ、バス車中での談論風発懇親会をしながら大阪へ帰りました。
この旅行のおすすめポイントは、大澤先生をはじめとする歴史の専門家や、行き先によっては大学教授ら仏教美術の専門家が同行すること。現地では専門家ならではの観点から丁寧な解説を聞くことができ、臨場感を伴った醍醐味を味わえます。夜の宴会の際にも、昼間聞けなかったことを先生方にざっくばらんにお話ししていただけます。
バスの車中での雑談会も楽しいものです。様々なよもやま話で盛り上がり、参加者同士親睦が深まります。毎年この旅企画でお会いする方、あるいは旅を通してお友達になった方もあり、通常のツアーと違った楽しみ方のできる旅行企画です。
歴史に関心のある皆さん、次回はぜひご一緒しませんか。
一心寺三千佛堂でうえまちコンサート
桜花昇ぼる チェンバロ高田泰治と共演
一心寺・三千佛堂で10月4日、「第27回うえまちコンサート~二人のバッハ~」(NPO法人まち・すまいづくり・うえまちコンサート運営委員会主催)が開かれました。うえまちコンサートは年4回開催しており、秋は一心寺・三千佛堂を会場に、国内外で高い評価を集めるチェンバロ奏者、高田泰治氏を迎えて開催しています。
今回は特別ゲストとして、元OSK日本歌劇団トップスターの桜花昇ぼるさんが登場。高田氏のチェンバロと共演しました。
この日は桜花ファンも多く来場し、会場は満席に。桜花さんは、ヘンデルの「ラルゴ」やカッチーニの「アヴェ・マリア」など5曲を熱唱。日本テレマン協会音楽監督の延原武春氏による曲の解説もあり、桜花さんとの楽しいトークも披露されました。
「西洋の教会」をイメージしてつくられた三千佛堂は、天井から自然光が降り注ぎ荘厳な雰囲気に。心地よく響くチェンバロの音色に観客が酔いしれました。
大阪城天守閣の秋まつり
家族で楽しめる歴史イベント 11月2日(日) ・ 3日(月・祝)
「大阪城天守閣の秋まつり」が、天守閣前本丸広場や西の丸庭園などで開催されます。大坂の陣から400年という節目を迎える今年は、「大坂冬の陣」をテーマに〝歴史の舞台”となった大阪城ならではの企画が繰り広げられます。野外イベントは雨天中止。 鷹匠による諏訪流放鷹術の実演や「紀州九度山真田太鼓保存会」による和太鼓の演奏、講談、冬の陣トークライブなどが行われます。
2014・15年を「大坂の陣イヤー」と位置付ける大阪城天守閣では、イベントを通して、秀吉没後の豊臣家の実像や「大坂の陣」という戦いの意味を再認識する契機にしたいと考えています。
▽大阪城天守閣=中央区大阪城1‐1、電話06・6941・3044
国立文楽劇場開場30周年記念
「ツメやん」見どころを語る
国立文楽劇場 11月公演
国立文楽劇場11月公演(1日~24日)は、「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」と「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」を上演します。文楽の詰め人形をモチーフにした「ツメやん」にインタビューし、11月公演の見どころを語ってもらいました。
ツメやん「軍兵」
こんにちは。詰め人形の「ツメやん」です。
――まず「詰め人形」とは何ですか。
ご存じない方も大勢いらっしゃると思います。「詰め人形」とは、通常の文楽の3人遣いと異なり1人で遣う小さな人形のことです。個性的で愛嬌たっぷりの端役として舞台に登場し、場面によっては物語の進行役を担う重要な役目を果たしたりするんです。僕は「軍兵」ですが、他にも「官女」「腰元」「子ども」「狐」などがあります。
――文楽の魅力とは。
少し難しいところもありますが聞いてください。文楽は大阪で生まれた世界に誇る高度な舞台芸術です。西洋の音律とは異なった味わいを醸し出す浄瑠璃の緻密で豊かな音楽性。物語の全てを語りつくす太夫の語りと力強い三味線との間の緊張感は、皆さんを物語の世界へ引き込んでいくことでしょう。3人で一体の人形を遣う技術も世界には例がありません。3人の人形遣いの力が結集することで、いくらでも1人の人間の表現力を上回ることができます。太夫、三味線、人形とそれぞれに高度な技能が結集した総合舞台芸術であることが、文楽の魅力だと思います。
また、よく三大名作として「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」があげられます。文楽では、その全篇を物語の展開そのものを楽しんでいただける「通し」で上演することが多いのです。長大な物語に身を委ねることで、それぞれの作品が持つ底知れぬ力強さを大きなうねりのなかに感じていただけると思います。
――公演の見どころは。
第1部の「双蝶々曲輪日記」は、義理と人情の間で、苦しみ悩みながらもお互いを思いやり生きる人々を温かいまなざしで描く世話物浄瑠璃の傑作です。空には中秋の名月が懸かり、放生会にことよせ義弟を落ち延びさせる南与兵衛とその一家を描く「引窓」。それぞれの子を思う親たちの思いが交錯する「橋本」。これら2つの名場面は北浜から京都へと向かう京阪沿線の八幡市が舞台になっており、大阪の人にもなじみのある土地でのお話です。
第2部の「奥州安達原」は、前九年の役で源氏に滅ぼされた安倍一族の再興をはかる安倍貞任・宗貞兄弟とその母岩手の物語を描く時代物の名作です。今回は誘拐された環の宮の留守を預かる平直方とその娘袖萩の悲劇を描く三段目、黒塚の鬼女伝説を踏まえ、どんでん返しの展開で鎌倉権五郎や新羅三郎らの英雄が活躍する四段目と、物語後半の 最大の山場をご覧いただきます。いわば江戸時代における時代劇といえるこの作品ですが、河内源氏の源義家ゆかりの物語です。大阪には現在でも源氏の子孫の方々がいらっしゃいますね。
――まさに地元にゆかりの芸能なんですね。
そうなんです。浄瑠璃はかつての大阪の言葉をベースに語られます。その片りんを何気ない単語などから懐かしさとともに感じていただけると思います。
また今回は上演されませんが「双蝶々曲輪日記」の物語の発端は、当時の大阪を代表する料亭「浮瀬」が舞台です。これは現在の大阪星光学院の構内にあたりますが、当時は清水坂の崖の上に構えた豪壮な料亭でした。これに限らず、上町台地には近松門左衛門や「心中宵庚申」のモデルとなったお千代半兵衛をはじめとした歴史的人物の墓所、文楽関係者を祭神とする浄瑠璃神社など、文楽にゆかりの深い名所が数多くあります。上町は劇場にも近く、お住まいの方には何度も足を運んで文楽に親しんでいただきたいです。
文楽は初心者でも見巧者でも観るたびにきっと新たな発見や感動がある奥深い芸能です。大阪で育まれた世界に誇る文楽を地元の皆さんもぜひご覧ください。最後までどうもありがとうございます。ツメやんでした。
▽チケット申し込み=国立劇場チケットセンター(電話0570・07・9900)
▽国立文楽劇場=中央区日本橋1‐12‐10
「ツメやん」を10人にプレゼント 詳細はこちら
近鉄ハルカス店 街ステーションで
生國魂神社
らくご小屋掛け辻噺を再現
300年前の上方の様子を一緒にのぞき見しませんか? 「らくご小屋掛け辻噺(つじばなし)」が11月22日(土)、近鉄百貨店あべのハルカス店7階街ステーションで開かれます。
『うえまち』10月号で演芸評論家の相羽秋夫氏が「今回の試みは、落語の原点に返って往時をしのぼうとするもの」と解説したように、当日は会場をヨシズで囲い、当時の小屋掛けの興行を再現。
上方落語が小屋掛けの興行から寄席へと進化した歴史を、上方落語発祥の地、生國魂神社の中村文隆権禰宜の解説を交えて紹介します。また「うえまち寄席」で人気の桂佐ん吉、桂ちょうばが、上方落語の始祖・米沢彦八にちなんだ落語をお届けします。
桂佐ん吉(左)、桂ちょうば 午前11時、午後2時の2回公演。入場料1000円。各回先着30人。
▽問い合わせ=NPO法人まち・すまいづくり、電話06・6779・7222
上町台地の古刹探訪
非公開文化財を特別拝観
参加者募集
大阪市教育委員会の歴史講座「大阪の歴史再発見」は12月1日(月)から3日間、「上町台地の古刹探訪」を開催。現在参加者を募集しています。応募締め切りは11月12日(水)まで。
中世の上町台地は四天王寺を中心に多くの寺社が立ち並び、日想観の聖地としても信仰を集めていました。講座では、上町台地に残る古刹の中で特に古い歴史を持つ四天王寺の境外支院3カ寺を訪問。非公開文化財を学芸員とともに特別拝観します。
いずれも午前10時から1時間。
▽12月1日=勝鬘院(天王寺区夕陽丘町)
▽2日=宝泉寺(中央区龍造寺町)
▽3日=施行院(天王寺区悲田院町)。
定員30人、3日間全てに参加できることが条件。希望者は、往復はがきに氏名・郵便番号・住所・電話番号・申込人数(2人まで)を記入し郵送で申し込み。
▽応募先=大阪市教委文化財保護担当「大阪の歴史再発見」係 〒530‐8201大阪市北区中之島1‐3‐20、電話06・6208・9030
大阪文化財研究所
大阪の歴史と文化財を学ぶ
歴博で毎週金曜日に歴史講座
大阪の歴史や文化財の最新情報について学ぶ連続講座「金曜歴史講座」が11月7日~28日、大阪歴史博物館4階講堂で開講します。大阪文化財研究所職員が講師を務めます。
▽11月7日=考古学からみた上方のお酒
▽14日=科学の目で見る金めっき ―保存科学の視点から―
▽21日=鎖国期のヨーロッパ・マジョリカ陶器
▽28日=難波砂州の変遷を描く
いずれも金曜日午後6時30分から。
定員250人(当日先着順)。午後6時受付開始。参加費は各回200円(参加資料代)。
▽問い合わせ=大阪文化財研究所「金曜歴史講座」係、電話06・6943・6833
天王寺区保健福祉センター
気軽に相談「障がい者相談会」
本人とその家族の悩みを解決へ 11月19日(水)
11月19日(水)午後1~2時30分、天王寺区役所5階501会議室で、障がいのある人やその家族を対象にした相談会が開かれます。
天王寺区地域自立支援協議会のメンバー(障がい者支援事業所の職員・区役所職員)が個別に相談に応じます。受付は午後2時まで。
天王寺区保健福祉センター保健福祉課=電話06・6774・9857
大阪芸大スカイキャンパス
生玉宮寺の秘宝
10月28日(火)~11月12日(水)
生國魂神社の神宮寺で、近世大坂有数の密教寺院として知られた「生玉宮寺」。その貴重な密教画コレクションを初めて公開する展覧会「生玉宮寺の秘宝」が、あべのハルカス24階大阪芸術大学スカイキャンパスで開催されます。
生玉宮寺は明治期の廃仏毀釈で廃寺となりましたが、密教画を中心とする仏画群は天王寺区の青蓮寺に伝来。鎌倉・室町時代に年代がさかのぼる仏画や、全国的にも類例の少ない仏画が多く含まれるコレクションの全容を見ることができます。
観覧料:100円(資料代)、中学生以下は無料。
問い合わせ=大阪市教委(文化財保護担当) 電話06・6208・9168