修学旅行でちんどん屋体験
中学生が「ちんどん通信社」に1日入門
6月6日、初夏の強い日差しの下、千葉県市原市立湿津(うるつ)中の3年生(約40人)が修学旅行で大阪にやって来た。体験学習の一環で、お好み焼き、チャンバラ、ちんどん屋といった「大阪」を学ぶのが目的だ。上町台地のちんどん屋「ちんどん通信社」(中央区)の協力の下、空堀商店街を舞台に「ちんどん体験」(2時間)が行われた。
この日、ちんどん通信社に〝入門”した生徒は13人。同社代表の林幸治郎さんの説明を聞いた後、4~5人ずつ分かれて、ちんどん太鼓、ゴロス(大太鼓)、口上などのパート練習を行った。それが終わると同社スタッフが生徒たちにメーク。たちまち生徒の表情にやる気がみなぎった。最後にそれぞれ衣装を身に付けると、そこにはりっぱな〝ちんどん屋集団″が出来上がっていた。そうして、一行は意気揚々とまちに繰り出した。
空堀商店街周辺といえば平日でも人の往来が多い地域。プラカードを持ち、楽器を鳴らして堂々と行進する生徒たちは、人がたまっている場所を見つけると「トザイ、トーザイ!」。口上を述べ、声を張り上げた。口上とチラシは地元千葉県をPRする内容で、生徒たちが自分で考えたもの。立ち止まって拍手を送るまちの人々に生徒たちは笑顔を見せた。
空堀の町を練り歩き、大阪のまちと人に触れた本番の30分間。短い時間だったが学んだものは多かっただろう。何人もの生徒が「メークのまま京都のホテルまで行きたい」と話し、充実した表情を浮かべていた。
▽東西屋(ちんどん通信社)= 電話 06・6764・1984
毎月、本紙にレシピ掲載
「頑張るお母さんを応援したい」
阿倍野の料理教室「COZY SPACE」河野順子さん
阿倍野区の自宅で料理教室「COZY SPACE」を開く河野順子さんが、9月号から毎月、本紙でオリジナルレシピを紹介する。テーマは「お母さんのためのレシピ」。自身も3歳の子育て真っ最中である河野さんは「子連れで外出が大変だったり、なかなか外食できなかったりするお母さんたちのために、家で気軽に楽しめる料理やドリンクを提案したい」と話している。
前職は看護師。朝早くから働き、残業や夜勤もこなす多忙な日々を送っていた。仕事を中断してアメリカに留学し資格を取得するなどキャリアを重ねていたが、「子どもと過ごす時間がほしい」と悩んだ末、退職。得意だった料理の腕を生かし、昨年9月に教室を始めたのは「夫が背中を押してくれたから」だという。小学生の頃からNHK「きょうの料理」を見て料理を覚え、大人になってからは好きなワインに合う西洋料理やコース料理などを研究するようになった。独学でレシピの幅を広げた。
主宰する料理教室の名前「COZY」は「まったりした、くつろいだ」という意味。子育て中だったり仕事をしていたりして日頃忙しくしている女性たちに、「ここにいる時間はリラックスしてもらいたい」との思いを込めた。
現在3歳になる長女が赤ちゃんだった頃、外出するのもままならなかったこと。実家が遠くて近所に話し相手もおらず、一日中子どもと家で二人きりで過ごしたこと…。つらかった経験が今の仕事に生かされている。「人気店に並ばなくても自宅でおいしいパンケーキが焼けるし、カフェやバーに行けなくても、スーパーで売られている材料でおしゃれなドリンクが作れる。好きな料理で頑張るお母さんたちを応援したい」。
ケアリビング楽寿
金曜日は「カジュアルデイ」
スタッフの季節感ある服 入居者に好評
介護付有料老人ホーム「ケアリビング楽寿」では、入居者に曜日の認識を持ってメリハリある生活を送ってもらおうと、スタッフの服装を工夫しています。
普段はスタッフ全員、ピンクのポロシャツにベージュのパンツというユニフォーム姿ですが、毎週金曜日は「カジュアルデイ」として、私服を着用。スタッフの個性豊かな私服姿は目を引き、入居者から「金曜日は明るくていい」、「金曜日が楽しみ」などと好評です。
7・8月は曜日だけではなく季節感も感じてほしいと、金曜日にアロハシャツを着用。雰囲気が一気に華やぎ「よう似合ってるわ」、「ハワイに来たみたい」、「涼しそう」と入居者も笑顔に。「今年はアロハで夏を乗り切ります」とスタッフも張り切っています。
▽ケアリビング楽寿=天王寺区生玉前町3‐23、電話06・6776・6700
「相続」の無料相談会が好評
8月9日(土)大阪市立社会福祉センター
NPО法人まち・すまいづくりは8月9日(土)、天王寺区東高津町の大阪市立社会福祉センターで、「住まいと暮らしの無料相談会」を開催します。時間は午前10時~午後1時。
好評につき、8月もテーマは「相続」(相続以外の相談も可)。「遺言書の作り方を知りたい」「相続税改正に伴う税金対策のポイントは」「父が残した不動産を活用したい」「兄弟間の遺産相続がまとまらない」など相続にまつわるあらゆる相談に、弁護士や司法書士、税理士、一級建築士などの専門家が応じます。相談会は原則、毎月第2土曜日の開催です。
※予約は不要ですが、専門家が当日、公務等で欠席する場合がございます。できるだけ事前にご予約ください。
▽予約・問い合わせ=NPO法人まち・すまいづくり、電話06・6779・7222
NPO法人まち・すまいづくり
パートナーシップ協定締結
7月3日、NPO法人まち・すまいづくりと住之江区とのパートナーシップ協定の調印式が住之江区役所で行われました。それぞれの強みを生かしながら協力し、まちづくりなど様々な分野で住之江区の活性化を目指します。
区制40周年を迎え、まちの名物づくりに取り組む住之江区と、同区に本社工場を置く舞昆のこうはらを当法人がコーディネート。舞昆のこうはらは、同区東加賀屋に「加賀屋御殿」を開設しており、併設する工場の見学やレストランでの新商品開発など幅広い事業を展開しています。 今回の締結を機に、住之江名物の企画をはじめ、共同開発商品から一定の金額を社会貢献として「善意銀行」などに寄付する仕組みの構築などに取り組みます。
共同開発商品第1弾として「すみのえ名物ひでき区長のお茶漬けもなか」がすでに販売を開始しています。
第10回 うえまち寄席
8月2日(土) 阿倍野区民センター
「第10回うえまち寄席」(NPO法人まち・すまいづくり主催)が8月2日(土)午後3時から、阿倍野区民センターで開かれます。「上方落語の始祖」といわれる初代・米沢彦八が生國魂神社で活躍したのにちなみ、上方落語と縁の深い上町台地の人に落語を楽しんでもらおうと始まりました。
出演は桂ちょうば、桂佐ん吉。味わい深い噺(はなし)、ホロリとさせられる人情噺、滑稽噺など毎回バラエティー豊かな演目です。落語は受け手の想像力の上に成り立つ話芸。噺家を目の前に聞く「生」の臨場感を一度味わってみませんか。
入場料は1500円(高校生以下は半額)。
▽チケット申し込み・問い合わせ=NPO法人まち・すまいづくり、電話06・6779・7222
豊國神社
豊臣秀吉しのぶ「太閤祭」
8月18日(月)
大阪城内にある豊國神社で8月18日(月)午前10時から、年に1度の大祭「太閤祭」が斎行されます。
その日は同神社の御祭神で慶長3(1598)年に62歳で亡くなった戦国武将・豊臣秀吉の命日にあたり、その御霊を慰め遺訓を称えるもの。本殿祭として献饌などに続き、祝詞奏上、巫女(みこ)神楽が行われます。一般の人も参列できます。
同神社は明治天皇が大阪行幸の際、国家のために大勲労のあった豊臣秀吉を大阪の地に奉祀するよう言われたことから、京都を本社として明治12(1879)年、中之島に創立されました。その後、秀吉ゆかりの大阪城公園内に移転し現在に至ります。
▽豊國神社=中央区大阪城2‐1、電話06・6941・0229
大阪市立自然史博物館で開催中
特別展「ネコと見つける都市の自然」
「都市には自然がない」といった言い方をされることがありますが、山や川、海とは違った「都市の自然」があります。特別展「ネコと見つける都市の自然」は、意外と豊かな都市の自然の魅力に気付いてもらおうと企画されました。
人の暮らしと生きものの暮らしが近い都市では、両者のあつれきが多くみられます。食品カビや家屋に住みつく虫やネズミ、近年増えているスズメバチやアシナガバチなどの問題を考えます。
展示の一つ、「兵隊虫遊びの思い出」では、大阪湾岸の小学校で1970~80年代頃はやった遊びを振り返ります。皮膚炎を起こすツマグロカミキリモドキを腕でつぶして根性試しをするというもので、遊びの分布や遊びの後に腕にできる悲惨な水ぶくれなどを紹介します。
10月13日(月・祝)まで。料金は大人500円、高校・大学生300円。中学生以下、障がい者手帳を持参の人、大阪市在住の65歳以上は無料(要証明)。
▽大阪市立自然史博物館=東住吉区長居公園1‐23、電話06・6697・6221
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大阪市立東洋陶磁美術館
特別展「IMARI/伊万里」
ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器
色絵龍虎文大壺 大阪市立東洋陶磁美術館で8月16日(土)から、特別展「IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器」が始まります。11月30日まで。
「伊万里焼」は17世紀初頭、佐賀県有田一帯でつくられた日本で最初の磁器。当時日本で人気のあった中国・景徳鎮(けいとくちん)窯の磁器を手本としています。
17世紀中頃からヨーロッパや東南アジアなど海外に輸出された伊万里は、各地で人気を博しました。
特にヨーロッパでは王侯貴族のステータスシンボルの一つとなり、宮殿や邸宅を彩る室内装飾用の美術工芸品として愛好されました。伊万里には、特別の注文によって西洋風にアレンジされた作品も多く見られ、往時のヨーロッパの華やかな生活文化の一端をしのぶことができます。
同展では、日本初公開となる同館所蔵の輸出用伊万里を中心に約190作品を紹介。ヨーロッパの王侯貴族を魅了した伊万里の魅力に迫ります。
観覧料は一般1200円、高校・大学生720円。中学生以下、障がい者手帳を持参の方、大阪市在住の65歳以上は無料。
▽大阪市立東洋陶磁美術館=大阪市北区中之島1‐1‐26、電話06・6223・0055
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山本能楽堂
能舞台の檜皮葺き替え工事を公開
8月10日(日)・11日(月)
国登録有形文化財の山本能楽堂で、能舞台の檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が66年ぶりに葺き替えられることになりました。8月10日(日)・11日(月)の両日午前10時から正午まで、葺き替え工事の様子を一般に公開します。入場料2000円。
特殊な技術を必要とする伝統的な檜皮の葺き替えは、その現場が一般公開されることはめったにありません。広く公開することで、日本の伝統的な建築技法を多くの人に知ってもらいたいと企画されました。当日は、能舞台の重厚な檜皮葺きの屋根の工事の様子を見ることができます。希望者には、工事関係者から葺き替え技術についての専門的な説明も行われます。
今回の工事を記念して、使用される檜皮には地元の幼稚園や保育園、小中高の子どもたちがあらかじめ夢や願い事を描きます。7・8月の能楽堂の来場者や地域住民にも同様に参加を呼びかけています。
▽山本能楽堂=中央区徳井町1‐3‐6、電話06・6943・9454
第60回篝の舞楽
夏の宵彩る「天王寺舞楽」
8月4日(月)、四天王寺で
四天王寺で8月4日(月)、飛鳥時代から伝わる「天王寺舞楽」を披露する「第60回篝(かがり)の舞楽」(天王寺舞楽協会主催)が催されます。勢い良く燃え盛る篝火の中、古式ゆかしい舞楽が繰り広げられる幻想的な趣の舞台です。午後7時から。鑑賞料1000円(中学生以上)。
天王寺舞楽は、6世紀末、仏教とともに伝来した伎楽(ぎがく)に由来。飛鳥時代から奈良時代ごろまで、「迎賓館」として中国や朝鮮の様々な文化を迎えた四天王寺に伝わり、やがて当時の都、奈良へと伝播していきました。吉田兼好が徒然草で「天王寺の舞楽は都に恥ぢず」と評するほど天王寺楽人たちの技量は高く、平安時代、都の貴族にとって四天王寺参詣の楽しみの一つにもなっていました。
今日は、天王寺楽人の伝統を受け継ぐ「天王寺楽所雅亮会」が舞楽を継承。当日、舞台は儀式的な「振鉾(えんぶ)」から始まり、古式作法で点火される「篝の火入れ」へと進みます。夕暮れ迫る舞台にあでやかな衣装や鉾が映え、夏の宵のひととき、観客を幽玄の世界へといざないます。
11年ぶりに復活
四天王寺 盆踊り大会
8月12日(火)
四天王寺の盆踊り大会が8月12日(火)、11年ぶりに復活します。2022(平成34)年に同寺の開祖、聖徳太子の1400忌を迎えるのを前に、プロジェクトの一環として行うもの。
盆踊りは午後7時30分から9時30分までで、会場は六時堂前の亀の池周辺。華やかな盆提灯をつるし、紅白で彩った石舞台(国重要文化財)の上で河内音頭継承者の河内家菊水丸さんが、この日のために作った聖徳太子にちなんだオリジナル曲を歌います。
同寺では8月9日~16日、先祖を供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)万灯供養が行われています。夏の夜を、聖徳太子から受け継ぐ幻想的な空間の中で家族や友人と盆踊りを楽しんではいかがでしょうか。
▽四天王寺=天王寺区四天王寺1‐11‐18、電話06・6771・0066
ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2014
「社会と向き合う」10作品上映
日本の優れたドキュメンタリー映画を一堂に集めて鑑賞する「ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2014」が8月22日(金)~24日(日)、阿倍野区民センターで開催されます。社会問題を深く見つめ、命や人生について考えさせられる良質のドキュメンタリー映画が上映されます。
同映画祭は、阿倍野区役所とドキュメンタリー映画監督の伊勢真一氏が中心となって2003年に始まりました。6年目以降は市民ボランティアが運営を継続し、今回で12回目。伊勢監督の「妻の病―レビー小体型認知症」や東日本大震災時のろう者を取材した「架け橋―きこえなかった3・11」など10作品を上映します。監督たちが撮影裏話などを語り合うドキュメント・トーク(連日午後5時から)が開かれるほか、公募のコンテストで選ばれた入賞作品の上映なども行われます。
入場料は、1日券当日2500円(前売り2000円)、3日間通し券5000円。
▽問い合わせ=ヒューマンDFプロジェクト大阪事務局、電話080・6180・1542、http://hdff.jp
8月22日(金)
『小屋番 涸沢ヒュッテの四季』
『美しいひと』
『波伝谷に生きる人びと』
8月23日(土)
『with…若き女性美術作家の生涯』
『架け橋 聞こえなかった3.11』
『標的の村』
『日本一幸せな従業員をつくる!
ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦』
8月24日(日)
『60万回のトライ』
『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』
『妻の病 レビー小体型認知症』
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あべの天王寺・サマーキャンパス
寺社や店舗などで26プログラムを体験
7月9日(水)
大阪商工会議所南支部は8月23日(土)、24日(日)の両日、阿倍野・天王寺ターミナル周辺で「あべの天王寺・サマーキャンパス」を開催。小学生を中心とする親子連れを主なターゲットに、施設や店舗、動物園、寺院、学校などの協力を得て、各所で26の体験プログラムを実施します。
プログラムは、「聖徳太子絵伝の絵解き」(四天王寺)、「本物に触れよう! 映画館の映写体験」(あべのアポロシネマ)、「体を使って楽しくコミュニケーション体験!」【写真】(大阪社会体育専門学校)など。あべのHoop1階オープンエアプラザのステージでは「フラッシュ暗算」(23日)やサイエンスショー(23日・24日)なども行われます。
阿倍野・天王寺エリアは、ターミナルとして商業施設や病院など都市機能が充実しているだけでなく、歴史・文化遺産や緑豊かな動植物園などもある魅力あふれるエリアです。イベントに併せて、近隣の飲食店など約200店舗を紹介するガイドブックも8月初旬に発行予定で、地域の魅力を発信するとともに、集客・地域振興につながるイベントを目指しています。詳しくはHP(「あべの・天王寺サマーキャンパス」で検索)へ。
▽問い合わせ=大阪商工会議所南支部、電話06・6771・2211
ラジオパーソナリティ 鈴木美智子さん
朗読演劇「春琴抄」
8月5日(火)あべのハルカス近鉄アート館
阿倍野区出身でラジオパーソナリティの鈴木美智子さんらによる朗読演劇「春琴抄」(谷崎潤一郎作)が8月5日(火)、あべのハルカスの近鉄アート館で行われます。鈴木さんが学院長を務める「アナ・トーク学院」主催。
「春琴抄」は江戸時代終わりの大阪が舞台で、盲目の三味線奏者、春琴に丁稚(でっち)の佐助が献身的に仕えていく物語。春琴を鈴木さん、佐助を落語家の桂米團治さんで、妄信的な愛を描いた作品を情感を込めて朗読します。
当日は鈴木さんの一人語り「夏の少女」(唯川恵作)のほか、桂さんとのトークライブも予定。鈴木さんは「谷崎文学の耽美的世界観と、谷崎が愛した関西の風土や文化の香りを感じていただけたら」としています。
昼の部(午後3時)と夜の部(同6時30分)があり、入場券は前売り・当日ともに4000円。
▽アナ・トーク学院=FAX06・6941・0017
大槻能楽堂公募写真展
能の史跡…月のある風景
8月20日(木)まで作品募集
大槻能楽堂は、公募写真展「能の史跡…月のある風景」(審査委員長・大槻文藏)を開催。月と人・月と能について思いをめぐらせるような素敵な作品を募集します。募集期間は7月21日(月)~8月20日(木)。
数ある「月」にちなんだ演目の中から狂言と能を一番ずつ上演する「十五夜能」(9月6日公演)にちなんだ企画。受賞作品は当日、ロビーに展示するほか、あべのハルカス「うえまちギャラリー」でも展示予定。
安珍・清姫伝説の舞台となった「道成寺」、能を愛した太閤が築いた「大阪城」、頼朝と不仲になった義経が身を寄せた「吉野山」、弱法師と呼ばれる盲目の青年が父と再会した「四天王寺」――。各地に点在する、能の物語の舞台となった場所や史跡、能を愛した人物ゆかりの地を題材にしたとっておきの一枚をお寄せください。
応募資格はプロ・アマ問いません。応募は1人5点まで。金賞受賞者には、自主公演能の撮影許可を付与。
▽問い合わせ=大槻能楽堂事務局、〒540‐0005大阪市中央区上町A‐7、電話06・6761・8055
応募要項
①受付期間
7月21日~8月20日
②応募規定
A4~四ッ切(四ッ切ワイド可)サイズでプリントしたもの。
額装、合成写真及び組み写真、過度な加工を施したものは不可。
③応募方法
応募作品には1点ごとに「応募票」を同封して大槻能楽堂まで直接持参、または郵送。
④表彰
金賞・銀賞各1点
特別賞 若干数
入選 数点
応募票等詳細は、大槻能楽堂ホームページへ。
http://www.no-kyogen.com
「森の宮遺跡展示室」8月に一般公開
大阪市指定文化財に上町台地から4件
大阪市教委が6月20日に新たに指定した17件の市指定文化財のうち、上町台地からは、木造大勝金剛坐像(勝鬘院)、刺繍青面金剛画像(四天王寺)、刺繍西国三十三観音札所観音菩薩画像(宝泉寺)、森の宮貝塚出土人骨【写真】(市教委事務局)の4件が選ばれました。市内の指定文化財はこれで計207件となりました。
「森の宮貝塚出土人骨」のうち、装身具に加工された「人骨製装身具」が森ノ宮ピロティホール(中央区)地下階にある「森の宮遺跡展示室」で8月12日(火)から3日間、展示されます。
同ホール地下には縄文から弥生時代にかけて形成された貝塚が残る「森の宮遺跡」があり、大阪の歴史の草創期を語る貴重な遺跡として知られています。今回展示される装身具は当時の死生観の一端を示すもので、完全な状態で残されているのは全国的にも珍しいとされています。
同展示室の一般公開は年に数日のみ。ほかに縄文人の人骨や弥生時代の土器なども展示されており、古代の大阪に触れる貴重な機会です。開館時間は午前11時~午後3時。
▽問い合わせ=大阪市教委事務局、電話06・6208・9166
新しい計算ボードゲーム「ナインブレイク 」
遊びながら「暗算力」「集中力」鍛える
ゲームといえばスマートフォンやポータブル機が主流の時代ですが、今話題になっているのがボードゲームの「ナインブレイク」です。
ボード上のマス目に数字の書かれた駒を置き、相手の駒をひっくり返していくゲーム。オセロのルールに足し算の要素を加えた算数能力開発教材として開発されました。遊びながら暗算能力や集中力が自然と身に付くだけでなく、先を読んだりじっくり考えたりする力も養います。
大人も楽しめる奥深さが魅力で、脳の老化予防や世代を超えたコミュニケーションツールとしても活用されています。平成27年度から、小学校算数2年生の教科書(学校図書)に4×4マス版が掲載されることが決定。自治体の児童館などでも知育教材として使われており、今後の広がりが期待されています。
▽問い合わせ=カノン(開発・販売)、東淀川区大桐2‐15‐20、電話06・6323・0252
上本町ヒルズ歯科クリニック
8月20日(水)にイベント「カムカムフェスタ」
上本町ヒルズ歯科クリニックは、予防歯科の観点から、特に子どもの健康な歯を守る取り組みに力を入れています。
毎年夏の休診日に行う虫歯予防イベント「カムカムフェスタ」を8月20日(水)に開催します。今年のテーマは「歯リーポッターと魔法の学校」。院内を巡るツアーやクイズ、6歳臼歯の重要性やキシリトールの使い方などを通して、虫歯予防について楽しく学びます。時間は午前9時30分からと11時からの2部制(各回20人)。無料。要予約。
同クリニックでは、火・木・金曜日午前9時~午後1時、0~5歳児を院内で保育士が預かる託児サービスを実施。「子連れでも安心して受診できる」と母親らに好評です。
▽上本町ヒルズ歯科クリニック=天王寺区筆ケ崎町5‐52、ウェルライフ上本町201、電話06・6774・4182
四天王寺
河内家菊水丸さん、踊り方講習会
7月28日(月)~30日(水)
和宗総本山四天王寺で8月12日(水)、11年ぶりに「盆踊り大会」が開催されるのに先立ち、8月7日(木)・10日(日)に「盆踊りの踊り方の講習会」が開かれます。時間は両日とも午後4時~5時半。
盆踊り当日に参加する河内家菊水丸さん自らが講師となり、盆踊りの踊り方を指導します。
盆踊りの踊り方を知らない人でも気軽に参加できる講習会です。盆踊りを楽しみたい、今までチャンスがなかった、という人はこの貴重な機会に参加してみてはいかがでしょうか。
参加無料
和宗総本山四天王寺 天王寺区四天王寺1‐11‐18
電話06・6771・0066(午前9時~午後5時)