あべのハルカス美術館
ピカソ、天才の秘密 2016年4月号
キュビスム以前のピカソ
「天才」と呼ばれた20世紀最大の芸術家、パブロ・ピカソ(1881~1973年)の画業を紹介する展覧会「ピカソ、天才の秘密」が4月9日(土)から、あべのハルカス美術館で始まります。
描く対象をさまざまな視点から解体し、一つの画面に再構成する「キュビスム」の創始者。同展では、世界に衝撃を与えたその奇抜な作風が生まれる前の「キュビスム誕生以前のピカソ」に迫ります。 少年期の早熟な才能を示す作品から、人間への深い洞察力に基づく 「青の時代」、「バラ色の時代」の希少な油彩作品も出品。ピカソ芸術の根幹に触れることができます。7月3日まで。
入館料は大人1500円、高校・大学生1100円、小・中学生500円。障がい者手帳を持参の人は当日料金の半額。
▽あべのハルカス美術館=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43あべのハルカス16階、電話06・4399・9050
2月6日(土)~27日(日)
長谷寺の名宝と十一面観音の信仰 2016年2月号
本尊の両脇侍が初出品
奈良時代から、全国に広がる観音信仰の聖地として親しまれる長谷寺(奈良県桜井市)の宝物を紹介する展覧会「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」が2月6日(土)から、あべのハルカス美術館で始まります。
長谷寺の信仰の中心は本尊十一面観音像。全国には200を超える「長谷寺」と号する寺院があり、いずれも十一面観音を本尊にしています。
大きな見どころは、総本山長谷寺の本尊の脇侍である「難陀龍王立像」と「雨宝童子立像」が初めて出品されること。厚い信仰に基づいて制作された美術や名宝の数々を見ることができます。3月27日(日)まで。
入館料は大人1300円、高校生・大学生900円、小中学生500円。障がい者手帳を持参の人は当日料金の半額。
▽あべのハルカス美術館=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43あべのハルカス16階、電話06・4399・9050
光のワンダーランド 魔法の美術館 2016年1月号
体験型アート展 大阪初上陸
全国で140万人以上を動員した大人気の展覧会「光のワンダーランド 魔法の美術館」が大阪に初上陸。あべのハルカス美術館で1月27日(水)まで開催されています。
魔法のような体験型アート計15点が出展。見るだけでなく実際に触ったり参加したりして楽しめる、新しいタイプの美術展です。
モニターに映し出された自分の顔があっという間にお化けやモンスターに変身する「happy halloween!」(HDMI)や、光の噴水が出現したような感覚を体感できる「SplashDisplay」(的場やすしほか)など、日本を代表する気鋭のアーティストらが手掛けた作品が集合。子どもから大人まで楽しめる体験型の展覧会です。
入館料は大人1200円、高校・大学生800円、小中学生500円。障がい者手帳を持参の人と付き添い1人は当日料金の半額。
▽あべのハルカス美術館=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43あべのハルカス16階、電話06・4399・9050
フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展 2015年10月号
名品150点が里帰り
全米屈指のフィラデルフィア美術館の浮世絵コレクションから、珠玉の名品150点を紹介する「フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展」が10月10日(土)、あべのハルカス美術館で開幕します。
江戸中期の1765年、多色刷木版画の技術が考案され、色鮮やかな「錦絵」が生まれて今年で250年。鳥居清長、喜多川歌麿の生命感あふれる美人画や、葛飾北斎、歌川広重の名所風景画など代表的な絵師たちの作品を展示します。中でも、鈴木春信の作品30点は保存状態の非常によいものがあり、必見です。
舞台上の役者たちを生き生きと描いた東洲斎写楽の「大首絵」も勢ぞろい。活気あふれる身体と個性豊かな表情を見ることができます。12月6日まで。
入館料は大人1300円、高校生・大学生900円、小中学生500円。障がい者手帳を持参の人は当日料金の半額。
▽あべのハルカス美術館=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43あべのハルカス16階、電話06・4399・9050
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生誕100周年
トーベ・ヤンソン展 2015年9月号
~ムーミンと生きる~
世界中で愛される「ムーミン」を生んだフィンランドの画家、トーベ・ヤンソン(1914~2001)の生誕100周年を記念した展覧会が、あべのハルカス美術館で開催されています。9月27日(日)まで。
「ムーミン」の作者として知られるトーベ・ヤンソン。同展では、「ムーミン」シリーズの挿絵原画に加え、生涯を通じて取り組んだ油彩画、「不思議の国のアリス」など児童文学の挿絵など約400点を展示。また、彼女が30年近く夏を過ごし、多くの作品を生み出す場となったバルト海・クルーヴ島の別荘が再現されています。
入館料は大人1200円、高校・大学生800円、小中学生500円。障がい者手帳を持参の人と付き添い1人は当日料金の半額。
▽あべのハルカス美術館=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43 あべのハルカス16階、電話06・4399・9050
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開館1周年記念特別展覧会
「昔も今も、こんぴらさん。」
「讃岐のこんぴらさん」と親しまれる、香川県琴平町の金刀比羅宮が所蔵する宝物を一堂に公開する展覧会「昔も今も、こんぴらさん。―金刀比羅宮のたからもの―」が5月22日(金)から、あべのハルカス美術館で始まります。
一生に一度はお参りしたい憧れのお宮として、年間約400万人の参詣者を迎える金刀比羅宮。所蔵する文化財は3000点を越え、同宮の歴史や性格と結びつきながら豊かな美の世界を構築しています。
会場では書院を彩る円山応挙や伊藤若沖の障壁画、日本における油絵の先駆者、高橋由一の作品をはじめ、幅広い時代と分野の作品を紹介。中でも応挙の障壁画「遊虎図」は、32面のふすまを現地の表書院と同じ配置で展示。見る人の視線や感覚まで計算し尽くした応挙の「空間の魔術」を体感することができます。
あべのハルカス美術館の開館1周年を記念した特別展。来館者が同寺の貴重な名宝を堪能し、「美のこんぴら参り」となるような展覧会を目指しています。7月12日まで。
入館料は一般1300円、高大生900円、小中学生500円。
関連イベントは次の通り
【落語で、こんぴらさん。―ハルカス寄席とのコラボレーション】
会期中の5月26日、6月9、23日の各日午後1時から、あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階スペース9で、金刀比羅宮や展示作品にちなんだ落語1席を披露します。有料。
【井浦新さんトークショー】
6月10日午後2時から、あべのハルカス会議室。2012年の大河ドラマ「平清盛」で崇徳天皇を演じ、今回の展覧会で音声ガイド・ナビゲーターを務める俳優の井浦新さんを迎えます。無料(同展観覧券必要)。5月25日までに要申し込み。詳細はホームページへ。
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▽あべのハルカス美術館=阿倍野区阿倍野筋1‐1‐43あべのハルカス16階、電話06・4399・9050
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開催中~5月10日(日)
川喜田半泥子物語―その芸術的生涯―
川喜田半泥子(1878~1963)は、地方銀行の頭取を務めるなど財界で活躍するかたわら、陶芸や書画、建築、写真など多彩な分野で才能を発揮しました。
同展では、三重県の石水博物館の全面協力のもと、半泥子の陶芸や書画などの作品をはじめ、彼に影響を与えた古陶磁やマティスの絵画など約150件を展示。その芸術と生涯を浮き彫りにします。
入館料:一般1200円 高大生800円 小中学生500円
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阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
電話06・4399・9050
新印象派―光と色のドラマ
10月10日(金)~1月12日(月・祝)
20世紀初めにかけて革新的な表現を生み出した「新印象派」の歴史を紹介する展覧会。
新印象派の作品は、小さな色の点々で描く「点描」技法が特徴。最新の光学と色彩理論に基づいた独特の表現は、変化しながら多くの画家に影響を与えました。同展では、スーラやシニャック、マティスの作品など世界12カ国の美術館や個人コレクションから集めた約100点を展示。新しい技法をめぐる画家たちの交流や制作秘話なども紹介します。
入館料:一般1500円 高校・大学生1100円 小中学生500円
プレゼント
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阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
電話06・4399・9050
色彩の魔術師 「デュフィ展」
「色彩の魔術師」と呼ばれたフランスの画家、ラウル・デュフィ(1877~1953年)の代表的な油彩画、版画、テキスタイルなど多彩な約150点を紹介する「デュフィ展」が8月5日(火)から始まります。デュフィは、明るい色彩と軽快な筆さばきで描く独特のスタイルを確立。南仏の街や社交界といった近代生活の様相を描いた作品は、華やかさと軽やかさをたたえ、今なお多くの人を魅了します。
入館料:一般1400円 高校・大学生1000円 小中学生500円
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阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階、
電話06・4399・9050
華麗なる貴族コレクション 5月31日(土)~7月21(月・祝)
「ヨーロッパで最も美しい」といわれるイタリア・ミラノの邸宅美術館「ポルディ・ペッツォーリ美術館」のコレクションを紹介。ルネサンスから19世紀に至る絵画、武具、工芸など貴族の美意識あふれる華麗なコレクション約80点を日本で初めて公開します。同美術館のシンボルである「貴婦人の肖像」も初来日。ヨーロッパ肖像画史上に輝く最高傑作とされ、「一度目にすると忘れられなくなる美しい横顔」といわれています。
入館料:一般1500円 高校・大学生1100円 小中学生500円
阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階、
電話06・4399・9050