大阪歴史博物館
特集展示 郷土建築へのまなざしと日本建築協 2016年6月号
船場小学校の図 西清手 昭和初期
大阪歴史博物館蔵(酒野晶子氏寄贈) 大正後期から昭和初期にかけて、大阪では道路の拡幅や橋の架け替え、建築の不燃化・高層化が進みました。同展では、大正、昭和の都市開発とその陰で姿を消そうとする「郷土建築」へのまなざしを、記録・スケッチなどからたどります。
常設展示観覧料で観覧できます
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。
中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)
障がい者手帳等を持参の人は無料
2016年5月号
特別展
近代大阪職人(アルチザン)図鑑―ものづくりのものがたり― 2016年4月号
6階特別展示室 4月29日(金・祝)~6月20日(月)
冬瓜大香炉(村上盛之作・清水三年坂美術館蔵) 大阪歴史博物館は、近代の大阪の職人とその作品を紹介する特別展「近代大阪職人(アルチザン)図鑑―ものづくりのものがたり―」を4月29日(金・祝)から開催します。
明治維新以降、工芸界は東京を中心に発展し、大阪の作家や作品は世間に知られないまま眠っているものも少なくありません。龍自在置物(穐山竹林斎作・清水三年坂美術館蔵)
特別展では、今年開館して15年になる大阪歴史博物館と、前身の市立博物館40年の調査・収集で見いだされた、初公開作品を含む約170件を展示します。
反骨の中から生まれた大阪の工芸家たちの技巧を凝らした作品を通して、近代工芸の知られざる魅力を紹介します。6月20日まで。
大人1000円、高校・大学生700円。中学生以下、障がい者手帳を持参の人、大阪市在住の65歳以上(要証明)は無料。午前9時30分から午後5時(金曜は8時)まで。火曜日休館(5月3日は開館、5月6日は休室)。
▽大阪歴史博物館=中央区大手前4‐1‐32、電話06・6946・5728
4月13日(水)~6月13日(月)
特集展示 平成24・25・26年度大阪市の新指定文化財
大阪歴史博物館は、大阪の貴重な文化財を市民に紹介し親しんでもらうため、特集展示「大阪市の新指定文化財」を開催してきました。今回は、平成24~26年度に新たに指定された文化財約40点を実物資料や写真パネルで紹介します。
常設展示観覧料で観覧できます。
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
2016年3月号
2月17日(水)~4月11日(月)
特集展示 辛基秀コレクション 朝鮮通信使と李朝の絵画 2016年2月号
朝鮮通信使 御楼船図屏風 大阪歴史博物館では、大阪にもゆかりの深い朝鮮通信使とその関係資料として李朝絵画を収集してきました。
同展では、朝鮮通信使の研究に一生をささげた辛基秀(シンギス)氏のコレクションの中から代表作を展示します。
常設展示観覧料で観覧できます
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728 火曜日休館
1月6日(水)~2月15日(月)
特集展示 大坂出土の貿易陶磁 2016年1月号
近世大坂は、豊臣秀吉が商業の育成に努め、大都市として発展を遂げました。人々は経済的豊かさを背景に、より質の良いものを求め海外からさまざまな品物を輸入。陶磁器もその一つです。
同展では豊臣期から徳川期にかけて、大坂城下町跡や大坂城跡で見つかった外国産の陶磁器を展示。貿易陶磁から大坂とさまざまな国や地域との関わりを紹介します。
常設展示観覧料で観覧できます
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728 火曜日休館
2015年12月号
特別展
唐画もん―武禅に閬苑、若冲も 2015年11月号
江戸中期の大坂で活躍した絵師たち
白孔雀図 林閬苑 筆(大阪歴史博物館蔵)
中国絵画を学び、江戸時代中期の大坂で活躍した絵師・墨江武禅と林閬苑。2人の作品にスポットを当てた特別展「唐画もん―武禅に閬苑、若冲も」が10月31日(土)、大阪歴史博物館で始まります。
武禅は、浮世絵を描きながら中国絵画にも関心を寄せ、光を意識した作品や西洋絵画の写しなど一風変わった作品を残しました。華やかな花鳥画で知られる閬苑は、荒々しく奇怪な表現の水墨画も描いています。
会場では、彼らの画業をたどるとともに、伊藤若冲や曾我蕭白など同時代に活躍した個性派絵師たちの作品約150点を展示します。
閬苑の「白孔雀図」は、花を開いた牡丹や奇岩、つがいの白孔雀を描いた作品。主要なモチーフを手前に大きく描き、背景を描かない構図や動植物を精緻に描く画法などは、江戸時代中期に流行した中国清時代の画家の画風に影響を受けていることが分かります。
12月13日まで。火曜休館。ただし、11月3日(火・祝)は開館、11月4日(水)は休館。観覧料は大人1000円、高校・大学生800円。中学生以下、障がい者手帳等を持参の人は無料。
▽大阪歴史博物館=中央区大手前4‐1‐32、電話06・6946・5728
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特別展
海峡を渡る布 2015年9月号
山本發次郎の染織コレクション
インド更紗 大阪歴史博物館では9月9日(水)~10月18日(日)、特別展「海峡を渡る布―初公開 山本發次郎染織コレクションふたつのキセキ―」を開催します。
実業家で、関西を代表する美術品収集家の一人、山本發次郎(1887~1951)の染織コレクションを初めて公開。同コレクションは、日本国内に伝来するインド・東南アジアの染織コレクションとしては最も早い、昭和の戦前期に収集された貴重なものです。
大航海時代、インドで作られた色鮮やかな布は海峡を東へと渡り、インドネシアの伝統的な染織文化のデザインにも影響を与えました。
同展では、發次郎の膨大なコレクション収集の軌跡を紹介するとともに、1945年の空襲でそれまで集めた美術品の数々が自宅とともに失われた中、奇跡的に罹災(りさい)を免れた染織コレクションの全貌に迫ります。
観覧料は大人1000円、高校・大学生800円。中学生以下、障がい者手帳等を持参の人は無料。火曜日休館。
▽大阪歴史博物館=中央区大手前4‐1‐32、電話06・6946・5728
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8月5日(水)~10月19日(月)
特集展示 看板の世界 2015年8月号
大阪歴史博物館では所蔵の看板コレクションから、近世・近代の代表的なものを展示します。
商工業が盛んになる江戸時代に一般の商店で広く普及し始めた看板。元禄年間以降には金銀箔押や漆塗りなど豪華なものが作られ、明治以降は素材・デザインの多様化が進みました。
町を彩った看板の歴史とデザインを、その時代・世相とともに紹介します。
常設展示観覧料で観覧できます。
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
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中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728 火曜日休館
7月1日(水)~8月23日(日)
特別企画展 初世中村鴈治郎―上方歌舞伎の巨星―
2015年6月号
初世中村鴈治郎は、1860年大阪生まれ。78年に父・中村翫雀(かんじゃく)の後継として中村鴈治郎と改名。風姿に優れ、和事の名手として上方歌舞伎を代表するスターとなりました。
同展では、初世鴈治郎の芸と人を舞台衣装や小道具、錦絵などを通して紹介。彼自身が描いた絵画なども展示するほか、活躍当時の道頓堀の雰囲気なども振り返ります。
常設展示観覧料で観覧できます。
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
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中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728 火曜日休館
6月3日~8月3日(月)
特集展示 中村順平と建築芸術教育 2015年6月号
大阪出身の建築家・中村順平(1887~1977)は、日本人として初めてパリのエコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)で学び、フランス政府公認建築士となりました。
帰国後は、横浜高等工業学校建築学科で教壇に立ち、芸術面を重視した建築教育に取り組みました。同展では、中村が留学中に作成した建築設計課題の図面や弟子たちの建築図画作品を展示。近代日本で異彩を放った中村の建築教育の様子を紹介します。
常設展示観覧料で観覧できます。
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市
在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728 火曜日休館
2015年5月号
大坂の陣400年 特別展
「大坂― 考古学が語る近世都市 ―」 2015年4月号
2015年は、大坂にとって大きな節目となった大坂夏の陣から400年にあたることから、大阪歴史博物館では4月18日(土)から、特別展「大坂」を開催。30年にわたる発掘調査の積み重ねで明らかになってきた近世大坂の様相を探ります。
展示の前半では、大坂城が建設される以前の時代から始まり、豊臣秀吉による大坂城と城下町の建設、徳川期の都市再建と発展の歴史を、時代を追って紹介。後半では、華麗な桃山陶磁や貿易陶磁、日々の暮らしに用いられた多様な品々などを展示し、近世大坂の繁栄ぶりを紹介します。
観覧料は大人600円、高大生400円。中学生以下、障がい者手帳を持参の人は無料。
4月25日(土)、同展オープニングコンサートを実施。詳細は別掲広告(4面)参照。
▽大阪歴史博物館=中央区大手前4‐1‐32、電話06・6946・5728
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4月1日(水)~6月1日(月)
修復品・新収品 お披露目展
博物館の所蔵する資料の中には、経年により表面が劣化したものや、汚れなどにより必ずしも状態のよくないものが含まれています。そうした資料を修復し未来に伝えていくことは博物館の重要な役割の一つです。
同展では、修復の完了した資料を陳列し、博物館のもつ「資料の修復・保存」という役割について紹介。近年、新たに館蔵品となった資料とともに約15件を展示します。
常設展示観覧料で観覧できます。
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
特別展 上方の浮世絵 ― 大坂・京都の粋と技 ―
4月19日(土)~6月1日(日)
柳斎重春「四代目中村歌右衛門の業平」 浮世絵というと江戸時代、江戸で活躍した葛飾北斎や歌川広重らが描いた浮世絵「江戸絵」を思い浮かべがちですが、大坂や京都では「上方絵」と称される浮世絵が描かれ、人々に愛されていました。今回の特別展では、初公開作品を含む計212件を展示。近年の調査成果をもとに上方絵の全体像を展望することができます。
上方絵の多くが役者絵で、役者を美化した江戸の作品とは異なり写実的に描く特徴があるといわれています。四季折々の遊興をちりばめた名所絵やまちのにぎわいを題材にした作品も残り、上方ならではの美意識が反映されています。
観覧料は大人1000円、高校・大学生700円。中学生以下、障がい者手帳等を持参の人(介護者1人を含む)は無料。
4月27日(日)、オープニングコンサートを実施。詳細はトップページ参照。
▽大阪歴史博物館=中央区大手前4‐1‐32、電話06・6946・5728。火曜日休館(祝日・振替休日の場合はその翌日)ただし、4月30日(水)は臨時開館
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特集展示 大阪相撲れきはく場所
2月18日(水)~3月30日(月)
かつて大阪は相撲興行のメッカでした。大阪歴史博物館では、2005の特集展示「大阪相撲の歴史」開催を機に、番付や相撲絵など関係資料を収集してきました。
同展では、これら新収資料を中心にして、「地域開発と相撲」、「社会福祉と相撲」、「市場社会と相撲」といったテーマを設定。大阪相撲の歴史や頭取(大阪相撲での力士の親方の呼び名)、力士など大阪相撲ゆかりの人々を紹介します。
常設展示観覧料で観覧できます。
観覧料 : 大人600円、高・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人は無料
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館長と学ぼう新しい大阪の歴史
2月20日(金)
栄原永遠男館長就任を記念し、大阪歴史博物館の学芸員が研究する大阪に関わる歴史や美術を、館長とともに学ぶ講座を開催します。講師が講演を行い、その後、館長と講師によるトークを行います。会場は同館4階講堂。申し込み不要。
2月20日(金)のテーマは「大坂町人が好んだ陶磁器」。秀吉から秀頼の時代、続く徳川の時代にはどのような陶磁器が使われていたのでしょうか。大坂城下町の発掘調査で見つかった陶磁器の様相から、大坂町人の好みを探ります。
午後6時30分~7時45分(受付は午後6時から)。定員250人。参加費200円。
中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728 火曜日休館
「大阪相撲れきはく場所」解説ツアー・講演会
2月28日(土)
大阪歴史博物館の特集展示「大阪相撲れきはく場所」(2月18日から)を、学芸員の解説で回るツアーと講演会が2月28日(土)に行われます。
昭和の初めごろ、城東区にあった相撲興行施設「大阪大国技館」をPRする城東区役所の主催。特集展示をめぐる解説ツアーは午後1時から。2時からの講演会では、相撲史研究者と同区出身の力士の息子が大阪相撲の変遷などについて語ります。ツアーのみ観覧料が必要。
特集展示 月岡雪鼎とその一門
1月7日(水)~2月16日(月)
唐子遊図屏風(左) 月岡雪鼎筆 江戸時代中期の大坂で活躍した浮世絵師・月岡雪鼎(つきおかせってい)。色白で鼻筋の通った「瓜実顔」の美人を多く描いた雪鼎の作品は、大坂や京都の富裕層に好まれ、その独特の美人表現は現在も高く評価されています。また、肉筆画や絵本の挿絵をはじめ出版にも深く関わりました。
同展では、雪鼎の画風を受け継いだ門人や孫弟子の作品も展示。大坂の絵画界に影響を与えた雪鼎一門の画業を紹介します。
テーマ展 「はかる」の歴史
1月28日(水)~3月23日(月)
銅製曲尺・コンパス 「はかる」をキーワードに、江戸時代の人たちが使用した曲尺(かねじゃく)やてんびん、望遠鏡など約10点を展示します。
長さや角度を「測る」、重さを「量る」、時間を「計る」など、「はかる」という行為にはいくつもの種類があります。それぞれが私たちの生活をより便利にしてくれる重要な行為であることを、江戸時代と現在を比較しながら丁寧に伝えます。
常設展示観覧料で入場できます。大人600円、高校・大学生400円。中学生以下、大阪市在住の65歳以上、障がい者手帳等を持参の人(介護者1人を含む)は無料。
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中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728 火曜日休館
特別展「お守り刀展覧会 ×二次元 VS 日本刀展」2014年11月号
11月1日(土)~12月23日(火・祝)
日本の美術工芸品である刀剣は古来より、神秘的な力が宿るとされ、護身用の意味だけでなく目に見えない様々な災難から身を守る精神的な「お守り刀」でもありました。大阪歴史博物館で11月1日(土)から始まる特別展「お守り刀展覧会×二次元vs日本刀展」では、約80件の展示品を通して、現代の刀匠たちが未来へ伝え継ごうとしている技と心、日本刀の未来像を展望します。
「第9回お守り刀展覧会」で文部科学大臣賞を受賞した「脇指 銘 安藝国三上貞直彫同作/平成26年3月吉祥日」「濃茶漆塗合口拵」(写真)は、交通事故で子息を亡くした注文者の依頼で製作された守り刀。刃文に火焔不動の刀身彫刻を組み合わせて力強く仕上げ、鎮魂と激励の心情が表されています。
同時開催の「二次元vs日本刀展」は、刀匠たちが現代アートや小説との融合に挑んだ企画。分野の異なる者同士がお互いに刺激し合う中で生まれた作品から、新世代日本刀のあり方を示します。
観覧料は大人800円、高校・大学生600円。中学生以下、障がい者手帳を持参の人は無料。
▽大阪歴史博物館=中央区大手前4‐1‐32、電話06・6946・5728
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特集展示 両替商 銭屋佐兵衛 2014年11月号
11月5日(水)~1月5日(月)
銭屋佐兵衛家(逸身家)は近世には両替商として、明治以降は逸身銀行として大阪の金融界で活躍。明治34(1901)年に破産しました。
約10年前に逸身家に残された古文書が見つかり、「逸身家文書研究会」により調査・研究が進められました。同展では、その成果を主に江戸時代の終わりから明治初年に当主だった4代佐兵衛の時代に焦点を当て、古文書を読み解く面白さとともに紹介します。
観覧料:大人600円、高校・大学生400円、中学生以下・大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人(介護者1人を含む)は無料
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特集展示 新発見!なにわの考古学2014
9月3日(水)~11月3日(月・祝)
大阪文化財研究所が平成25年度に行った大阪市内の遺跡発掘調査から、主要な成果を紹介します。
弥生時代後期の竪穴建物跡から出土した土器群や難波宮跡で出土した古墳~飛鳥時代の土器など約170点を展示。「徳川大坂城の屋根を飾った鬼瓦」(写真)は、大阪城の本丸で行われた発掘調査で出土したもので、徳川家の家紋である三葉葵文が立体的にあしらわれています。同調査では豊臣期大坂城の石垣が再発掘されており、その成果も併せて紹介します。
観覧料 : 大人600円 高校 ・ 大学生400円
中学生以下・大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人(介護者1人を含む)は無料
中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728
河内平野の弥生王墓
7月16日(水)~9月1日(月)
加美遺跡」は、平野区加美東一帯にある弥生時代から奈良時代にかけての遺跡です。
1984年に行われた調査で、弥生時代中期の大型墳丘墓が見つかりました。当時貴重だったガラスや銅で作られた着装品を持つ人物が埋葬されていたことなどから、河内平野の諸集落を指導する立場(王)にあった、有力家族の墓とみられます。出土資料約80件を通して、弥生時代の首長と社会の様相について紹介します。
観覧料 : 大人600円 高校 ・ 大学生400円
中学生以下・大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人(介護者1人を含む)は無料
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特集展示 なにわと朝鮮半島
開催中~6月2日(月)
朝鮮半島は古くから、海を隔てた日本列島と交流があり、特になにわ(大坂)は古代日本の対外交渉の窓口「難波津」として発達しました。
展示では、遺跡で発見された土器や青銅器、朝鮮通信使に関連して残された絵画や文献記録などをもとに、なにわを舞台とした両国の長い交流の歴史を紹介します。写真は、難波宮跡などから出土した百済土器の一群。6~7世紀、上町台地北端(難波)にもたらされたもので、同時期の日本の須恵器にはない特徴を持っています。
観覧料 : 大人600円 高校 ・ 大学生400円
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上方の浮世絵 ― 大坂・京都の粋と技 ―
4月19日(土)~6月1日(日)
柳斎重春「四代目中村歌右衛門の業平」 浮世絵というと江戸時代、江戸で活躍した葛飾北斎や歌川広重らが描いた浮世絵「江戸絵」を思い浮かべがちですが、大坂や京都では「上方絵」と称される浮世絵が描かれ、人々に愛されていました。今回の特別展では、初公開作品を含む計212件を展示。近年の調査成果をもとに上方絵の全体像を展望することができます。
上方絵の多くが役者絵で、役者を美化した江戸の作品とは異なり写実的に描く特徴があるといわれています。四季折々の遊興をちりばめた名所絵やまちのにぎわいを題材にした作品も残り、上方ならではの美意識が反映されています。
観覧料は大人1000円、高校・大学生700円。中学生以下、障がい者手帳等を持参の人(介護者1人を含む)は無料。
4月27日(日)、オープニングコンサートを実施。詳細はトップページ参照。
▽大阪歴史博物館=中央区大手前4‐1‐32、電話06・6946・5728。火曜日休館(祝日・振替休日の場合はその翌日)ただし、4月30日(水)は臨時開館
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特集展示 幕末大坂の絵師 藪長水
3月12日(水)~4月14日(月)
幕末大坂を代表する絵師の一人、藪長水(やぶちょうすい)(1814~67)は、山水画や花鳥画、蘭学者緒方洪庵の肖像画をはじめとする人物画など幅広い作品を手がけました。同展では、生誕200年を迎える長水の多彩な作品を通して、幕末の動乱期にあっても高い水準を保っていた大坂の文化を伝えます。穏やかで淡い色彩の画面の中にツバメの動的な姿が印象的な「桜花燕図 藪長水筆」(弘化4年〈1847〉個人蔵)(写真)など約30点が展示されます。
観覧料 : 大人600円 高校 ・ 大学生400円
中学生以下・大阪市在住の65歳以上(要証明証)、障がい者手帳等を持参の人(介護者1人を含む)は無料
中央区大手前4-1-32 電話06・6946・5728
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