若者の活気、冬の風物詩に
どやどや
和宗総本山四天王寺の六時堂で1月14日、天下泰平・五穀豊穣を祈願する祭り「どやどや」が開かれた。
気温9・5度の寒空の下、四天王寺学園、清風学園、清風南海学園の男子生徒らがふんどしに鉢巻き姿で堂内になだれ込んだ。若者たちは繰り返し冷水を浴びながら、天井からまかれる魔よけの札を激しく奪い合い、場内は熱気に包まれた。
日本一高いビルで成人を祝う
「成人の日」の1月11日、あべのハルカス地下1階から地上60階まで1637段の階段を歩いて上る「第3回ハルカスウォーク 地上300mの成人式」が開かれた。〝大人の階段を上ろう〟をキャッチフレーズに今年新成人となる参加者、男女108人が「ステキな大人になる」などの抱負を書いたたすきを掲げて階段を一歩一歩上った。
当法人活動報告
歴史セミナー・奉納餅つき・凧づくりと凧揚げ
講座とクイズの「天王寺・夕陽丘歴史セミナー」盛況
東急不動産主催、本紙企画の歴史セミナーの様子 昨年12月13日、天王寺区の「ブランズ夕陽丘マンションギャラリー」(2月完成予定・販売中)で、本紙コラム「天王寺らくご動物園」を連載中の演芸評論家・相羽秋夫さんが天王寺・夕陽丘の歴史について講演を行った。また、「天王寺の語り部」として活動する松村基さん(てんのうじ観光ボランティアガイド協議会)による観光名所を題材にした歴史クイズも行われた。
生國魂神社 奉納餅つき
昨年12月29日、生國魂神社の境内で開かれた歳末恒例の「奉納餅つき大会」は、多くの人でにぎわった。
幼い子どもが「よいしょ、よいしょ」と掛け声に合わせ、大人と一緒に餅をつくかわいい姿も見られた。つき上がった餅はお鏡餅として同神社に奉納。新年を迎える準備となった。
天まであがれぼくの凧
新春の空に、子どもたちの手作り凧が舞い上がった。1月9日に開かれたわくわく子ども教室「凧づくりと凧揚げ」(大阪歴史博物館、NPО法人まち・すまいづくり主催)には、10人の子どもたちが参加。日本の凧の会大阪支部の手ほどきを受け、和紙や竹を組み立て、思い思いの絵を描き土佐凧を完成させた。その後、難波宮跡公園に移動し、早速凧揚げを楽しんだ。
大阪市
贈呈式に700人無料招待
平成27年度「咲くやこの花賞」決定
大阪市は平成27年度「咲くやこの花賞」の受賞者を決定しました。その贈呈式を2月29日(月)、大阪市中央公会堂で開催し、観覧者700人を無料で招待します。
「咲くやこの花賞」は芸術活動を通じて大阪文化の振興に貢献し、将来を担うべき人材(おおむね40歳以下の個人や団体)に対し、大阪市が1983年から贈呈しています。
今年度の受賞者は、現代美術のコンタクト・ゴンゾ、室内楽の関西弦楽四重奏団、演劇の藤山扇治郎氏、吉本新喜劇のすっちー氏、作家の木下昌輝氏に決定。
贈呈式では、受賞者による公演やインタビューのほか、平成17年度受賞者の落語家、桂吉弥師の記念公演も行われます。午後6時30分開演。全席自由席。
▽問い合わせ先=電話06・6372・6707(平日午前10時から午後5時30分)
〈観覧申し込み方法〉
往復はがきに氏名、住所、電話番号、参加人数(2人まで)を記入し、〒530‐0015 大阪市北区中崎西1‐4‐22‐312咲くやこの花賞受賞者等支援事業実行委員会事務局宛送付(必ず返信面に名前・住所を記入のこと)。2月8日(月)必着。応募多数の場合は抽選。
2月4日(木)~28日(日)
「藤田まことさんを偲ぶ」展
舞台装置家 竹内志朗さん
2016年1月号『うえまち』の対談企画「大坂の陣400年と大阪城」に登場した舞台装置家の竹内志朗さんが2月4日(木)~28日(日)、俳優・藤田まことさんの七回忌をしのび、小さな展示会を開きます。会場は、カフェ・ギャラリー「タロイモ」(中央区瓦屋町1‐8‐11)。
竹内さんは50年にわたり、藤田さん主演の時代劇シリーズ「剣客商売」、「必殺仕事人」などの舞台装置の制作やタイトルの手書き文字を担当。今でも毎日のようにテレビで目にする 藤田さんへの追悼の気持ちを込めて企画しました。
会場では、藤田さんのポスターや舞台写真のほか、竹内さんが描いた舞台装置の絵やタイトル文字などを展示。竹内さんは「皆さんと一緒に作品を見ながら思い出を語りたい」としています。竹内さんの連絡先は090・7091・5644。
▽タロイモ=電話06・6777・8987。火曜と第1・3水曜は定休。
大阪松竹座 2月6日(土)~22日(月)
桂米朝の代表演目を舞台化
桂米朝 追善芝居「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)
昨年3月に亡くなった桂米朝さんをしのぶ芝居「地獄八景亡者戯」が2月6日(土)から、大阪松竹座で上演されます。
「地獄八景亡者戯」は上方落語随一の大ネタで、米朝さんの代表演目の一つでもありました。地獄の旅行記ともいえる道中もので、本公演ではこれを舞台化し、桂ざこばさん、桂南光さんら芝居巧者ぞろいの米朝一門が落語の世界に登場し、笑わせ泣かせます。
本紙の対談「大坂の陣400年と大阪城」にゲストで登場した元OSKの桜花昇ぼるさんや沙月梨乃さん、うえまち寄席に出演中の桂ちょうばさん、桂佐ん吉さんも出演します。
開演は、昼の部午前11時、夜の部午後3時。1等席1万2000円、2等席6000円、3等席4000円。
予約は、チケットホン松竹(電話0570・000・489)またはチケットWeb松竹。
▽大阪松竹座=中央区道頓堀1‐9‐19、電話06・6214・2211
大槻能楽堂で新春能
新しい年の始まり「翁」で祈念
大槻能楽堂で1月3日、恒例の「新春能」が催された。人間国宝をはじめ東西の人気役者がそろい、祝言曲「翁」と申(さる)年にちなんだ演目で新しい年の始まりをにぎやかに祝った。
「翁」は天下泰平、五穀豊穣などの祈りをささげる神事能。御神体である翁面を舞台上でつける大夫を人間国宝の梅若玄祥が勤めた。古くからの儀式を目の前で見るような厳かな舞に、堂内は緊張感に包まれた。
続く能「嵐山」は、桜をテーマにした華やかな春の能。「白頭」の小書(こがき=特殊演出)で勤めたのは東京の観世喜正。中入りの間狂言「猿聟(さるむこ)」では、茂山千五郎家の 大勢の狂言方が猿の格好をして登場し、せりふを「キャアキャア」と抑揚の付いた〝サル言葉〟で演じるユニークな演出に会場が沸いた。
休憩時間にはロビーで鏡開きが行われ、酒が振る舞われるなど来場者は正月らしい雰囲気を楽しんでいた。天王寺区在住の佐藤さんは、「厳かな神事能や笑いを誘うサルの間狂言など、新年にふさわしい公演で楽しめました」と話した。
通信制高校・サポート校相談会事務局
不登校生・高校中退者のための 学校相談会
2月13日(土)午後1時から あべのハルカス25階会議室 参加無料
「今の学校が自分に合わない」「集団生活になじめない」などの理由で不登校になった中高生、高校中退者、転・編入希望者とその保護者を対象にした学校相談会が2月13日(土)午後1時から、あべのハルカス25階会議室で開催されます。通信制高校・サポート校相談会事務局主催、朝日新聞社広告局後援。
会場には「通信制・単位制高校」「技能連携校」「サポート校」「高等専修学校」など26校が集まり、個別相談ブースで進路の相談に無料で応じます。
また、学校担当者による「学校PR講演会」も行われ、それぞれの学校の特色や不登校生、高校中退者の対応などについて聞くことができます。各校のパンレットも無料で配布されます。
会場は午後1時~4時で都合のいい時間に入退場でき、気軽に相談できます。入退場自由、申し込み・相談予約不要。来場者にはもれなく、「不登校・中退者の進路BOOK保護者のための学校選び」のプレゼントがあります。
▽会場=あべのハルカス25階会議室(近鉄「大阪阿倍野橋」駅、JR「天王寺」駅、地下鉄御堂筋線「天王寺」駅下車すぐ)。
▽問い合わせ=大阪朝日広告社、電話06・6205・8081(土日祝休み)、ホームページは、「通信制高校相談会」で検索。
http://chsevent.com/